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Home > 取り扱いメッキの種類のご案内 > 金メッキ(Au)(純金/無光沢・硬質金/光沢)

金メッキ(Au)(純金/無光沢・硬質金/光沢)

金メッキ加工依頼 納期1日から対応

コダマは創業63年の伝統、安定と確実な成長を遂げる 大阪の金メッキ加工メーカーです。技術的な専門知識をもつスタッフが、お急ぎの金メッキ加工の当日依頼でも、最短納期1日から処理対応できます。初めての方も気軽にお問い合わせください。 500件以上の加工実績 ‎| ISO9001・14001認証取得工場 | 硬質金メッキと純金メッキ(24金メッキ)の特長、金メッキ加工プロセス(動画) 担当技術者、金メッキ関連記事を紹介しています。

コダマのメッキ加工の品質管理はこちら

 

硬質金メッキ  加工事例 接続端子

金メッキ加工事例:銅素材 接続端子 下地光沢ニッケル5μm 硬質金0.5μm

 

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金メッキの特長 対応サイズ 金メッキの技術力 金メッキ対応素材
金メッキ加工 工程 金メッキ加工事例 金メッキQ&A 金メッキ関連記事

 

 

金メッキの特長

硬質金メッキ加工事例

硬質金メッキ加工事例:下地メッキ 光沢ニッケル6μm 硬質金0.5μm

 

金メッキとは、優美な色調があり、熱伝導、電気伝導に優れ、大気中で酸化されにくく、耐食性に優れているという特長があります。金メッキの種類は、純金メッキと金合金メッキに分けることができます。金メッキの腐食は、金自身の腐食ではなく、下地金属の腐食による表面の汚染であることから、下地金属の選択や金メッキのピンホールをふさぐ封孔処理することで対策されています。コダマの金メッキは、電解メッキプロセスで処理しています。

封孔処理とは?

接触用の金メッキは経時変化による接触抵抗値の変化が少ない、電気伝導性は銀に次いで優れている、などの金メッキのメリットがあります。電気伝導性、はんだ濡れ性(半田付け性)、ボンディング性などの効果が得られます。

 

金メッキの用途

装飾用

シャンパンゴールドメッキ

古代より、馬具、刀剣、装身具、口金、仏具などに利用されてきました。現代では、ジュエリー、ネックレス、時計部品、食器などに広く利用されています。

工業用 (24金メッキ)

純金メッキ・硬質金メッキ

ピン、ネジ、電子部品、ICヘッダー、リードフレーム、プリント回路基板、コネクター・スイッチなどの電気接点部品、鏡面反射板、計測機器部品、精密機械部品、半導体製造装置部品、自動車関連・弱電・IT関連・産業機器の切削加工部品、スリップリング(摺動部品で擦れ合ったりすので硬度が必要で、伝導性、電気も通す必要がある製品)など。

 

 

純金メッキ (軟質金メッキ)金純度99.99% 皮膜硬さ Hv60

 

純金メッキ加工事例 リードフレーム

純金メッキ加工製品事例 リードフレーム 詳しくはこちら

 

金純度99.99%のものを純金メッキ(軟質金メッキ)と呼びます。純金メッキは、金純度や結晶状態の安定性が要求され、特長はボンディング性に優れている点や熱、圧力、及び超音波をかけると容易に金線やアルミニウム線に接合可能で金スズ半田の濡れ性も良好な点があります。純金メッキのデメリットは、柔らかいので、皮膜硬度が低く、傷や摩耗に弱い点です。(24金メッキ)

 

硬質金メッキ(金合金メッキ) 金純度99.5% 皮膜硬さ Hv175程度

硬質金メッキ 加工事例  リング小

硬質金メッキ加工事例 リング 外径60φ×内径50φ×t8 光沢ニッケル5μm/硬質金メッキ1μm 詳しくはこちら

 

金の中に微量のコバルトなどの添加物を入れて、これらの共析物により金の特性を失うことなく、純金より硬さや耐摩耗性を高めた金メッキになり硬質金メッキと呼ばれています。硬質金メッキ(純度99.7%程度)は、Hv硬度150~170と高く、耐摩耗性に優れています。純金メッキに対して硬度が2倍アップ、耐磨耗性は3倍アップします。(24金メッキ)

金合金メッキは、添加する金属によって、様々な色調を作り出すことが出来るので、貴金属ジュエリーなどの装飾品にも多く用いられています。

装飾品の金メッキの下地メッキ 金属アレルギー対策について

シャンパンゴールドメッキ(金合金メッキ)

シャンパンゴールドメッキの外観色調は、イエローゴールドとホワイトゴールドの中間ぐらいのイメージです。上品な色調が好まれ、リングや貴金属ジュエリーなどの装飾品に用いられています。コダマでも、シャンパンゴールドメッキご対応可能です。

シャンパンゴールドメッキ(金合金メッキ)

シャンパンゴールドメッキ加工事例(金合金メッキ)

金メッキの特性

金は機械加工性に優れ、薄板は箔として0.1μm、細線では、直径8μm、複雑な微細加工も可能ですが、機械的強さは弱い。大気中で加熱しても酸化しない唯一の金属です。

硝酸、硫酸、塩酸等の炭酸には反応しないが、王水、青酸、塩素、臭素などに反応します。水銀と合金しアマルガムを作ります。Au厚み0.3~0. 4µmで可視光の緑色の中心波長より少し上の550nm前後から高い反射率を示します。これが黄金発色の理由です。

 

電気伝導性 電気伝導性が大きいほど、逆に言えば電気抵抗値が小さいほど導電性に優れます。
はんだ濡れ性(半田付け性) 接合しようとする金属表面に対する、ハンダのなじみやすさ(金属表面によく濡れる)のことでハンダ濡れ性とも言われます。
ボンディング性 半導体素子や電極とパッケージリードとを、金やアルミ、銀の極細線で接続(熱圧着または超音波圧着)することを、ボンディングと言います。
皮膜の柔軟性、表面洗浄度、加熱密着性がボンディングの際にメッキに要求される特性です。半導体関係では無電解ニッケルメッキも利用されています。

 

金メッキ加工が可能な 最大対応サイズ

サイズ:縦400mm ×横400mm× 深さ600mm

メッキ対応サイズ

金メッキ加工の最大対応長さはL600mm程度です。部分メッキや 2度付けメッキ(トンボ処理)でもOKの場合 1200mmまで対応できます。(境界部はうっすら境界跡が残ります)

トンボ処理とは? 


 

金めっきの技術力

純金メッキ 膜厚10μm以上の厚付け加工も可能

純金メッキ加工事例 リードフレーム

純金メッキ加工製品事例:リードフレーム 詳しくはこちら

純金メッキは、メッキ膜厚10μm以上の厚付け用途でもご利用いただいています。半導体部品に接合用としての用途や、IC部品、薄膜回路、電極などにも用いられています。

JAXA|宇宙航空研究開発機構様や国立大学様や研究機関などからも受注もたくさんございます。コダマでは純銀メッキ下地の上に純金メッキもご対応可能です。金メッキ加工のご相談・依頼お待ちしております。

純金メッキは、皮膜が柔らかい(硬度50~70Hv)ので、摩耗しやすいことが挙げられます。挿抜するような部分には、硬質金メッキがオススメです。本物の金ですので、他のメッキと比べると高価で、金の金属部分は価格が変動します。 加工賃は一定です。金メッキの価格=メッキ加工賃+金の金属費用

 

下地メッキについて

電子部品の多くは銅合金系の素材であるので、金が素地に拡散して皮膜性能が低下するトラブルを防止する目的で下地メッキとしてニッケルメッキを施すことが一般的です。銅メッキ下地も可能ですが、皮膜の膜厚が薄い場合、金と銅が拡散するので、銅下地の場合は厚メッキがオススメです。

下地ニッケルなしで金メッキ

ストライク金メッキ浴

ストライク金メッキ浴  SUS素材に直接金メッキ可能

SUS(ステンレス)素材に直接(下地ニッケルなし)ストライク金メッキを施して金メッキも可能です。SUS304、316、410,430など主要なステンレス材はご対応できます。

 

チタン、インコネル、モリブデン材質にも金メッキ可能

チタン素材に金メッキ加工

チタン素材に純金メッキ加工例

試作・少量でのご要望も承っています。計測機器部品や開発部品など、JAXA|宇宙航空研究開発機構様や国立大学様や研究機関などからも受注も多数ございます。

64チタン(Ti-6AL-4V)やインコネル・モリブデン材質にも金メッキ加工可能です。

 

 

メッキ加工の品質管理

金メッキ対応素材

銅・真鍮・ステンレス(SUS)・鉄・アルミ・チタン・インコネル・モリブデン等

 

金メッキ 加工事例

金メッキ加工事例:直接(下地ニッケルなし)金メッキ加工

SUS素材には、一般的にはニッケルストライクメッキを実施します。

ニッケルストライクの効果(4コマ漫画)

金メッキ加工工程

 

金メッキ工程 加工動画

 

金メッキ加工で使用する主な設備

金メッキ加工 工程動画

金メッキ加工工程の動画(3:23)

 

1 アルカリ脱脂 脱脂工程は、製品についている油を取るために行います。
2 超音波洗浄 超音波によって、液体に生じた真空の気泡が破裂する際の衝撃波を利用した洗浄方法
3 電解脱脂 電解脱脂工程は、浸漬脱脂で取り除くことのできない、微細な凹凸面に付着したバフカスや焼き入れのスケールを、多量のガスの圧力で取り除くために行います。
4 活性化 酸活性工程は、メッキ前に素材を活性化させ、メッキを付きやすくするために行います。鉄系・硫黄快削鋼・銅合金など素材にマッチした活性化を行います。
5 銅ストライクメッキ 下地の素材と上層のニッケルメッキとの間で接着剤のような役割を果たしてくれます。

6 ニッケルメッキ

銅と金の間に加工するニッケルメッキは、拡散防止の役目も果たしてくれます。
7 金メッキ 金メッキは、外観、機能、目的に合わせて、純金メッキ、硬質金メッキなど選ばれます。
8 変色防止 表面が変色しにくくなります。

9 乾燥工程

エアー乾燥、乾燥炉などを所定の時間行い、製品に付着した水分を飛ばします。(各工程間は水洗いが入ります )

発注する際の注意点

お問合せの前にお客様にご確認いただきたいポイントをご案内します。

メッキ加工する製品御素材の確認 ロット数量(一度に発注していただく数量)の確認 メッキの種類の確認 製品の形状・寸法の確認
 
コダマメッキ加工依頼お取引の流れ

 

お問合せ・ご依頼はこちら

 

 

金メッキ加工事例

硬質金メッキ加工事例 リードフレーム

硬質金メッキ加工 リードフレーム 詳しくはこちら

硬質金メッキ加工事例 ナット

硬質金メッキ加工 ナット 詳しくはこちら

純金メッキ加工事例 リング

純金メッキ加工 リング  サイズ:外径30・内径20 ×t3

硬質金メッキ加工事例 Y型端子

硬質金メッキ加工 Y型端子 サイズ 15mm×7mm×2

 

その他の金メッキ加工事例

 

金メッキ加工 担当技術者 紹介 

硬質金メッキ担当:一級めっき技能士 松谷さん

全国めっき技術コンクール:全国中企業団体中央会賞受賞されました。

金メッキ 担当 松谷さん
貴金属ライン課 松谷さん 全国めっき技術コンクール 全国中企業団体中央会賞 受賞 

全国中企業団体中央会賞受賞

一級めっき技能士 松谷有樹

一級技能検定合格証書

受賞したお気持ち、来年への抱負をお聞かせください。

 去年に引き続きの入賞で嬉しいですね。表彰式にも参加させてもらい、来年は自分も日本1位を絶対取りたいと思いました。課題は、強電部がコゲないように対策すること。コダマの膜厚測定器と全鍍連の膜厚測定器には差があります。

 

過去3年間のデータがあるので機器の差を読んで、膜厚を狙うこと。金メッキは、つき回り性が良好ですが、凹んだポイントは薄くなります。凹んだポイントにも膜厚を乗せれる治具作り、補助陽極(アノード) かぶり止め作製技術を高めていきたいと思います。

 

純金メッキ担当:二級めっき技能士 北山さん(2019年入社)

純金メッキライン 2級めっき技能士 北山さん

メッキ加工の仕事は、体を動かしながら働ける!ところが気に入っています。 学生時代にコダマで職業体験をさせてもらいました。その時にメッキのおもしろさを感じて、先輩がとても優しく接してくれて、コダマに入社したいと思いました。

黄金に輝く金メッキが出来上がった瞬間は、いつも嬉しくなります。今年、2級めっき技能士の資格も取得できました。

 

金メッキ  解決Q&A

Q. 純金メッキをステンレス素材に下地めっきなしで直接メッキ加工は可能でしょうか?
Q. 金メッキにはんだ付けは可能ですか?
Q. 金メッキのRoHs4物質(カドミウム・鉛・水銀・六価クロム)の含有量調査 対応できますか
Q. 金メッキのchemSHERPA(ケムシェルパ)回答できますか
Q. 金メッキの封孔処理とは、どういった処理でしょうか
 

金メッキのよくあるご質問・ご要望例

 

【コラム】メッキライブラリの記事

  • 金メッキ加工で必要な主な設備
  • メッキの安全衛生について 電気機器の取扱いについて 
  • 金メッキの硝酸ばっ気試験方法
  • メッキの排水処理システム 汚れた水をきれいに
メッキコラムをもっと見る

金メッキ関連記事

 

金メッキのJIS記号での表し方と呼び方

[メッキ法の種類]-[素地の種類]/[下地メッキの種類 膜厚], [上層のメッキの種類 膜厚]

例1、  Ep ー Cu / Nib5、 Au0.3
電気めっきー素地の種類(銅素地)/ 下地めっきの光沢ニッケル5μm、上層の金メッキ 膜厚0.3μm以上
例2、 Ep-Al /ELp-Ni 15, Au 1
最終めっきが電気めっき、素地の種類(アルミ素地)/ 無電解ニッケルめっき15μ以上、上層の金メッキ 膜厚1μm以上

 

金メッキの色調

色調:ジュエリーなどの装飾用の金メッキは、添加される金属の種類によって、色調を変えることができます。
色調例:金コバルト/黄金色・やや赤色・金ニッケル/ホワイトゴールド・金銅/ピンクゴールド・金銀/グリーンゴールド

 

金の元素記号と比重

元素記号:金の元素記号:Au 金メッキ0.5µmの場合はAu0.5と元素記号で図面などには表記される場合が多いです。金メッキの英語 Gold plateは日本ではあまり図面で使われることは少ないです。Auメッキと使われる場合はあります。

 

比重:金の比重 19.32 一般的な金属の中では、最も重い。タングステンの比重 19.3と近いため 、タングステンに金メッキ加工をして、金の延べ棒の偽造に用いられた事例が有るそうです。

比重とは、物体の体積あたりの質量が、基準となる密度と比べたときの軽さや重さです。基準となる密度は1気圧にある摂氏4℃の水で、これは1立方センチメートル(1cm3)あたりほぼ1グラム(g)で、標準密度は1です。通常、固体や液体の密度と水の密度の比を意味します。

気体の比重の場合は標準状態の空気(0℃、1atm)と比べる。比重そのものは密度同士の「比」であるので単位、記号はありません。比重は標準密度1に対して比べる物質の密度が1より大きければ水より重い物体であり水に沈み、1より小さければ水に浮くことを意味します。

例えば、金(Au)の比重は比重19.32で、水「1」に比べ大変重く、鉄「7.87」と比べても段違いの重い金属であることがわかります。

 

 

金メッキの下地メッキの影響 金属アレルギーについて

金属アレルギーについて ネックレスやピアスなどの身につけるジュエリーに装飾の金メッキ・プラチナメッキ・銀メッキなどが加工される場合があります。どの金属も優美な外観を備え、その特性を更に生かすために、割り金という他の金属を加えたりします。

例えば金はK18、プラチナはPt900のような合金を作り、加工性や硬さを向上させます。出来るだけ純度の高い方がアレルギーにはなりにくいです。

注意点として、メッキの場合、金メッキ・プラチナメッキ・銀メッキの下地メッキとしてニッケルメッキが施される場合があります。ニッケルに対して、アレルギーを持つ方は 皮膚に痒みや紅斑が現れ、更に進むと小水疱や悪化すると化膿しますので、注意が必要です。ジュエリーやアクセサリーの貴金属メッキをご依頼される方は下地にニッケルメッキを含有しないニッケル代替メッキを要望されることが必要です。

 

金メッキの品質と試験、検査方法

金メッキの品質と試験、検査方法

工業用、装飾用について、それぞれJIS H 8620、およびJIS H8622として制定されています。外国規格として、ASTM B488、 MIL G45204C(アメリカ)、および国際規格としてISO4523があります。工業用、とくに電子部品では、機能的な要求品質に基づく試験、検査が行われることがあり、MIL202D(電子、電気部品の試験法)の規定による場合もあります。

めっきの試験法
金メッキ浴の品質管理

溶性陽極を用いるので、メッキをすることによって消費される金は、外部から金シアン錯体として補給しなければなりません。浴成分、特に金濃度の変動が激しいので、調整には細心の注意が必要です。あらかじめ製品の表面積を計算し、メッキ膜厚から金の電着量を計算し、適時に補給しないといけません。

 

金メッキの管理項目

電流値、電流密度、浴温、pH、合金成分となる金属の濃度や電導度塩(緩衝剤)の濃度などを常に管理範囲内で保つように管理する必要があります。常時ろ過が原則で、容量は大きめのろ過機を用いて、液を強制循環対流させます。

 

また、不純物の混入には注意が必要で、金メッキ液に入る直前の水洗は純水を用いることが望ましい。メッキで消費されるほかに、すくい出しで持ち出される金の割合が一般のメッキに比べて大きい。

 

金メッキの値段

  • 金メッキの値段(単価)は金の膜厚(金の使用量)によって大きく変わってきます。金膜厚の仕様・指定がない場合は、用途をお聞きし提案させて頂きます。例:薄め膜厚の場合Au0.05µm 弊社で一般的な膜厚Au0.3µm程度、厚めの膜厚でAu1µm以上などです。

    金メッキの金額について:金の金属の部分に関しては、厚みが多くなるほど高くなります。(ただし受注ロット数量が増えると加工費の部分は安くすることが出来ます)リピート製品に関して 金の建値相場が大きく変動している場合、再見積させて頂く場合もあります。

月次金価格推移
 年・月 最高 最低 平均
2023年6月 ー ー ー
2023年5月 8,904 8,766 8,822
2023年4月 8,736 8,438 8,620
2023年3月 8,532 8,042 8,249
2023年2月  8,113  7,932  7,990
2023年1月  8,161  7,909  8,024
2022年12月 7,943 7,699 7,854
2022年11月 8,059 7,822 7,944
2022年10月 8,042 7,803 7,920
2022年9月 8,007 7,627 7,794
2022年8月 7,846 7,525 7,721
2022年7月 7,957 7,585 7,699
2022年6月 8,153 7,642 7,954

参考:月次金価格推移(田中貴金属 参考小売価格(税抜き)参照)単位 円/グラム

 

無電解金メッキとは

  • 無電解金メッキとは置換反応によるものと、自己触媒によるものがあります。置換反応のタイプは、還元剤を使用しない。素材が金メッキで覆われると反応が停止するので、薄い膜厚しか加工できません。置換金メッキは金と下地素材金属 とのイオ ン化傾 向の差(置 換反応)を 利用 したものです。

    自己触媒による無電解金メッキは、水素化ホウ素化合物やDMABを還元剤として用いることでメッキします。外部電源を使用することなく化学反応によって メッキするので、膜厚が均一です。

 

金メッキ事例硬質金メッキの耐摩耗試験 動画 

 

硬質金メッキ 耐摩耗試験金メッキ 耐摩耗試験

 

試験条件:摺動速度:30往復/min
摩耗子に研磨剤ポリマールを取り付け(摺動回数100回ごとにポリマールを交換)

試験荷重 摺動回数 試験結果
1.96N 2000回  メッキの剥がれを確認できず試験終了
  9.8N   2000回  メッキの剥がれを確認できず試験終了
  

 

コダマのTEL06-6752-0001・FAX06-6752-0002

 

 

金メッキのよくあるご質問・ご要望例

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金メッキの解説者:金メッキのまとめ

特級めっき技能士 児玉義弘

株式会社コダマ 専務取締役 児玉義弘 特級めっき技能士・毒物劇物取扱責任者・公害防止管理者(水質2種)

1. 金メッキには、金純度や添加剤の有無により、外観光沢、皮膜硬度の違いがあり、導電性や耐摩耗性に違いが出来る。硬質金メッキは硬度が高く耐摩耗性に優れている。純金メッキは、高純度でボンディング性や金スズ半田の濡れ性が優れている。

2. 金メッキの用途には、ジュエリー、ネックレス、時計部品などの装飾用途とネジ、電子部品、ICヘッダー、リードフレーム、プリント基板、コネクター・スイッチなどの電気接点部品などの工業用途がある。

3.金の特性は、金は機械加工性に優れ、薄板は箔として0.1μm、細線では、直径8μm、複雑な微細加工も可能ですが、機械的強さは弱い。大気中で加熱しても酸化しない唯一の金属である。

めっき職歴30年以上 父が創業のメッキ工場で小学生の時からメッキ加工に関わる。夏休みにラッキング作業のお手伝いなど。大学卒業後は、電子部品のメッキ加工を得意とされる東京の大手メッキメーカーにて修行し、メッキ技術と経営ノウハウを学ぶ。

コダマ入社以来、現場、品質保証、新規営業を担当し、現在は採用活動、新規事業戦略の立案などに注力している。

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    • 錫メッキ(スズ)・(Sn)(無光沢・光沢)
    • ニッケルメッキ(Ni)(無光沢・光沢)
    • 銅メッキ(硫酸銅・青化銅)(Cu)
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