金メッキの有孔度を硝酸蒸気の雰囲気中での暴露する試験方法
金メッキの硝酸ばっ気試験方法 操作手順
金メッキの硝酸ばっ気試験方法とは、金属及び非金属素地上に加工された工業用金メッキ及び金合金メッキの有孔度を硝酸蒸気雰囲気中で暴露する試験によって調べる方法です。
・使用器具 容器は試験片に適切な大きさのデシケーターを使用します。
・試験片の汚れをエタノール, べンジン, ガソリンなどの溶剤を用いて除去し乾燥させます。
・デシケーターの底部に適量の硝酸を入れ, 磁製板の上に試験片を載せてふたをします。
・約23 ℃で1時間放置する。
・試験片をデシケーターから取り出して, 静かに水洗いして乾燥する。
注) 酸化マグネシウムなどの微粉末を付けて試験面を強くこすってはならない。
判定方法 :試験面メッキのピンホールなどの欠陥から生じる腐食点数を観察し, 1 cm2当たりの腐食点数に換算して有孔度とします。
(JIS H8620 参照)