ねじ部品に下地銅メッキ1μm+光沢スズメッキ6μmを施工し、メッキ後にベーキング処理を行った加工事例です。今回の重要な技術ポイントは、スズメッキの膜厚管理だけでなく、前処理からメッキ後まで水素脆性を考慮した工程で加工していることです。
鉄鋼系のねじ・高強度部品では、メッキ前の酸処理や電気メッキ工程において素材内部へ水素が侵入すると、水素脆性による強度低下や遅れ破壊につながる可能性があります。そのため本製品では、酸処理工程でインヒビターを使用するとともに、スズメッキ施工後にベーキング処理を行い、水素脆性リスクの低減を図っています。

錫メッキ(スズメッキ) 膜厚6μm 建築用ドリルネジ SUS410 バレル処理
| 素材 | SUS410 |
| 錫メッキの種類・厚さ | 銅下1μm /光沢錫メッキ6μm / ベーキング処理 |
| 処理方法 | バレルメッキ処理 |
| お客様 |
ねじメーカー |
| 製品サイズ | ー |
| 錫メッキ加工時の注意した点 ・ 技術のポイント |
技術のポイント・下地銅メッキ1μm+光沢スズメッキ6μmの皮膜仕様 スズメッキでは「付けた後」の水素脆性対策も重要電気メッキでは、目的とするスズ皮膜を形成することだけでなく、素材や製品用途によってはメッキ工程が母材へ与える影響も考慮する必要があります。特に強度が求められる鉄鋼製ねじ部品では、前処理や電気メッキ工程で侵入した水素による水素脆性が問題となる場合があります。 本製品では、その対策として、酸処理時にインヒビターを使用し、素材への影響を抑えながら前処理を実施しています。さらに、光沢スズメッキ施工後にはベーキング処理を行い、製品内部へ侵入した水素を放出させることで、水素脆性リスクの低減を図っています。 コダマでは、要求されたスズメッキ膜厚を形成するだけでなく、製品材質・強度・用途を確認し、必要に応じて前処理条件やベーキング処理まで含めた工程を検討しています。ねじ、ボルト、締結部品など、水素脆性への配慮が必要な部品への光沢スズメッキについてもご相談ください。錫メッキ加工の技術詳細ページへ |
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