錫メッキ加工事例(スズメッキ)六角ナット

鉄製六角ナット(M10・M12)に、下地銅メッキ3μmを施工した後、光沢スズメッキを膜厚7μm形成したバレルメッキ加工事例です。今回の重要な技術ポイントは、ねじ面に残りやすい加工油・油脂・汚れを確実に除去するため、メッキ前の予備脱脂を強化していることです。六角ナットのようなねじ部品では、ねじ山や谷部などの細かな凹凸部分に、切削・成形工程で使用された加工油や汚れが残留する場合があります。

メッキ前の洗浄が不十分な場合、こうした油分や汚れがメッキ皮膜の密着性や析出状態に影響し、密着不良、メッキ未着、外観不良などの原因となる可能性があります。そこでコダマでは、本製品について通常の前処理だけでなく、ねじ面の油・汚れを確実に除去するため予備脱脂工程を強化し、素材表面を十分に清浄化したうえでメッキ工程へ進めています。

錫メッキ加工事例 ナット

錫メッキ 膜厚7μm M10/M12ナット  素材鉄 下地 銅メッキ バレル処理

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素材
錫メッキの種類・厚さ 銅下3μm /光沢Sn7μm /ベーキング処理
処理方法 バレルメッキ処理
お客様

ナット製造メーカー

製品サイズ M10ナット ・ M12ナット
錫メッキ加工時の注意した点 ・ 技術のポイント

技術のポイント

・鉄製M10・M12六角ナットへの光沢スズメッキ加工
・下地銅メッキ3μm+光沢スズメッキ7μmの皮膜仕様
・ねじ山・ねじ谷部に残留しやすい加工油や汚れを考慮
・メッキ前の予備脱脂工程を強化
・ねじ部へのメッキ未着・密着不良・外観不良を防ぐ工程管理
・メッキ後にベーキング処理を実施

ねじ部品では「メッキする前の洗浄」が品質を左右する

スズメッキでは、メッキ液・電流値・処理時間などの条件だけで品質が決まるわけではありません。特に六角ナットのようにねじ山や谷部を持つ製品では、加工油や汚れが細かな凹凸部分に残留しやすく、メッキ前にどこまで確実に除去できるかが重要になります。

表面に油分が残ったままでは、その部分へメッキ液が十分に作用せず、皮膜の密着性や仕上がりに影響する可能性があります。そのため本製品では、ねじ面まで十分に脱脂・洗浄することを重要な加工条件の一つとして管理しています。

コダマでは、ナット、ボルト、ねじなどの締結部品について、製品形状や加工油の付着状態を確認し、必要に応じて予備脱脂を強化したうえで、下地メッキから光沢スズメッキまで一連の工程で対応しています。錫メッキ加工の技術詳細ページへ

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