硬質クロムメッキ加工事例 切削加工部品

本製品は、鉄製の切削加工部品(φ40×t25)に下地研磨を行い、膜厚10μmの硬質クロムメッキを施工した加工事例です。今回の最大の技術ポイントは、製品の凹部へ硬質クロムメッキを安定して析出させるため、製品形状に合わせた専用の補助陽極(アノード)を製作したことです。

硬質クロムメッキは電気メッキのため、製品形状によって電流の流れ方が大きく変化します。特に凹部・奥まった部分・内側形状では、外周部や凸部に比べて電流が届きにくく、クロムメッキの膜厚が薄くなる「つき回り不良」が発生しやすくなります。そこでコダマでは、通常の陽極配置だけでは電流が届きにくい凹部に対して、製品形状に合わせた補助陽極を設計・製作し、凹部の近くまで電流を導くことで硬質クロムの析出を促進しました。

硬質クロムメッキ加工 ベアリング

硬質クロム加工事例 (フッ化物浴)膜厚10μm  (下地研磨あり)

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素材

メッキの種類

硬質クロムメッキ 膜厚10μm(下地 研磨加工あり)

処理方法 ラックメッキ処理
お客様 切削加工メーカー様
サイズ

40φ×t25

硬質クロムメッキ加工時の注意した点 ・ 技術のポイント

技術のポイント

・凹部を持つ切削加工部品への硬質クロムメッキ
・電流が届きにくい凹部のつき回り対策
・製品形状に合わせた専用補助陽極(アノード)を製作
・補助陽極によって凹部へ電流を誘導
・外周部と凹部のクロム析出バランスを考慮
・下地研磨後に硬質クロム膜厚10μmを施工
・φ40×t25の機械加工部品へのラックメッキ処理
・凹部、内側、奥まった形状など、通常ではメッキが付きにくい形状への対応

凹部には「電気を届ける」ための補助陽極を使用

硬質クロムメッキでは、処理時間を長くしたり電流を上げたりするだけでは、凹部の膜厚不足を解決できない場合があります。

そのため本製品では、製品全体へ流す電流だけで調整するのではなく、凹部の形状に合わせた補助陽極を配置し、必要な場所へ直接的に電流を届ける方法を採用しています。

 

コダマでは、ラッキング方法の工夫だけでは対応が難しい凹部・内側形状についても、製品専用の補助陽極を設計・製作することで硬質クロムメッキのつき回り改善に対応しています。凹部、溝部、内側、奥まった部分など、「硬質クロムが付きにくい」とされる機械加工部品についてもご相談ください。硬質クロムメッキの技術紹介はこちら

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