下地メッキの種類及び最小厚さ
加工事例: 銅素材 下地 銅 ニッケル 上層メッキ 金メッキ
メッキの外観、耐食性、密着性などの目的で下地メッキを実施します。一般的な下地メッキの種類と厚みを参考として示します。金メッキや銀メッキは、素材に直接メッキ加工することは少なく、下地メッキを施し、上層に金メッキや銀メッキを加工します。
例 銅合金素材 下地メッキ 銅メッキ ニッケルメッキ 上層メッキ 金メッキ
銅合金素材 下地メッキ 銅メッキ ニッケルメッキ 上層メッキ 銀メッキ
素材材料 | 下地メッキの種類・ 最小厚さ(μm) |
銅 | 不要 |
銅合金 特に鉛を含む快削黄銅 | ニッケル 1.25(μm)、銅又はすず-ニッケル合金 1.25(μm) |
鉄鋼 | ニッケル 10(μm) 、銅10(μm) +ニッケル 5(μm) |
ステンレス鋼 | ニッケルストライク 薄い膜厚、金ストライク 薄い膜厚 |
アルミニウム及びアルミニウム合金 | ニッケル 20(μm) |
![]() 株式会社コダマ 専務取締役 児玉義弘 特級めっき技能士・毒物劇物取扱責任者・公害防止管理者(水質2種) |
職人が語るコラム 解説者めっき職歴30年以上 父が創業のメッキ加工工場で小学生の時からラッキング作業・メッキ加工に関わる。大学卒業後は、電子部品のメッキ加工を得意とされる東京のメッキメーカーにて修行し、メッキ技術と経営ノウハウを学ぶ。 コダマ入社以来、現場、品質保証、新規営業を担当し、現在は新卒採用活動、新規事業の検討、戦略の立案などに注力している。
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