メッキ加工の品質管理 皮膜の単位 膜厚μmと硬さHvについて

メッキ皮膜の厚みは、通常、1ミクロン【micron】というふうに使っています。1ミクロンは1000分の1mm=1μm(マイクロメーター)例えば、金メッキ2μmは、1000分の2mmの厚みの金を製品につけるということになります。蛍光X線膜厚測定器で測定しています。

蛍光X線メッキ膜厚測定器

蛍光X線膜厚測定器

メッキ皮膜の硬さは、通常、500(Hv)ビッカースという単位で使っています。例えば、硬質金メッキの硬さ 170Hvとなります。メッキの硬さを測定するには、マイクロビッカース硬度計という測定器を使用します。注意点は、薄い皮膜は、下地の素地まで達して、正確に測れないので、皮膜測定には、ある程度の厚みをメッキ加工する必要があります。

マイクロビーカース硬度計

マイクロビッカース硬度計

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特級めっき技能士 児玉義弘
株式会社コダマ 専務取締役 児玉義弘 特級めっき技能士・毒物劇物取扱責任者・公害防止管理者(水質2種)

職人が語るコラム 解説者

めっき職歴30年以上 父が創業のメッキ加工工場で小学生の時からラッキング作業・メッキ加工に関わる。大学卒業後は、電子部品のメッキ加工を得意とされる東京のメッキメーカーにて修行し、メッキ技術と経営ノウハウを学ぶ。

コダマ入社以来、現場、品質保証、新規営業を担当し、現在は新卒採用活動、新規事業の検討、戦略の立案などに注力している。

 

 

 

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