メッキの品質管理 pH管理
各メッキ液には、それぞれ特有のpHがあり、メッキ加工をする時に適当な範囲のpH範囲があります。メッキ皮膜の物性は浴のpHの影響を受ける場合が多いので適切に管理する必要があります。代表的なメッキ浴のpHの影響を表にまとめました。

| メッキ浴 | 管理pH | 低いpHになると | 高いpHになると | 
| 光沢ニッケルメッキ | 3.7~4.5 | 光沢低下 | ざら、曇り、沈殿 | 
| 無電解ニッケルメッキ | 4.5~5.0 | メッキ速度低下、不着 | 浴の分解 | 
| シアン化銅メッキ | 12~12.6 | 異常なメッキ | 陽極不活性など | 
| 酸性亜鉛メッキ | 3~5 | メッキ速度・光沢低下 | 浴の沈殿 | 
| 酸性金メッキ | 3.5~5.5 | 光沢消失 | 光沢消失 | 
| アルカリ性金メッキ | 9~12 | 光沢消失 | 光沢消失 | 

