ステンレス鋼は、鉄に一定量以上のクロムを含ませた腐食に対する耐性を持つ合金鋼です。規格では、クロム含有量が 10.5 %(質量パーセント濃度)以上、炭素含有量が 1.2 % 以下の鋼と定義されています。ステンレス鋼はクロムが不動態皮膜を形成し、ほとんど錆を生じないため自動車産業や産業機械といった重工業製品から包丁や流し台など一般家庭でも幅広く利用されています。

クロムは、人間にとっても微量必須金属で1日の必要量は50~200μgです。クロムを多く含む食品はレバー、エビ、豆類、きのこ類などがあります。クロム鉱を多く産出する国は、南アフリカ共和国、トルコ、カザフスタンなどがあります。
三価クロムメッキ浴と六価クロムメッキ浴の特長の比較
| 項 目 | 三価クロムメッキ浴 | 六価クロムメッキ浴 | |
| 浴の不純物に対する耐性 | 敏感 | 鈍感 | |
| クロムの被覆力 | 良好 |
劣る |
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| やけ・こげ | 少ない | 高電流密度で発生 | |
| 色調 | 少し暗めのステンレス調 | 青白いクロム色 | |
| 耐食性 | 不動態化処理が必要 | 不要 | |
| 膜厚の上限 | 厚付けできない。(1.5μm以内) | 厚付け可能 | |
| 皮膜硬度(Hv) | 500~700 | 800~1000 | |
| 毒性 | 低い | 高い | |
