SUS製六角ナット(M8)に、膜厚8μmの硬質銀メッキをラック処理で施工した加工事例です。今回の重要なポイントは、SUSボルト・ナット締結時に発生しやすい「かじり・焼付き」を防止する目的で、ねじ部を含めて硬質銀メッキを形成していることです。
SUS製のボルト・ナットは耐食性に優れる一方、同種金属同士を締結した際に、ねじ山同士の摩擦によって表面が凝着し、「かじり」や「焼付き」が発生する場合があります。特に高い締付けトルクがかかる場合や、繰り返し締結・取り外しを行う部品では、ねじ部の摺動性を確保することが重要です。そこで本製品では、SUSナット表面に硬質銀メッキ8μmを施工し、銀が持つ低摩擦性・潤滑性を利用して、ねじ締結時のかじり・焼付きリスクの低減を図っています。

SUS 六角ナットM8 硬質銀メッキ加工事例
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| 素材 |
SUS |
| 銀メッキの種類・厚さ | 硬質銀メッキ 膜厚8μm |
| 処理方法 | ラックメッキ処理 |
| お客様 | ー |
| 製品サイズ | 六角ナット M8 |
| 銀メッキ加工時の注意した点 ・ 技術のポイント |
技術のポイント・SUS製M8六角ナットへの硬質銀メッキ加工 SUSねじ部品では「かじり・焼付き対策」が重要SUS製のボルト・ナットを同材同士で締結すると、ねじ山同士が高い面圧で接触しながら摺動します。その際に発生する摩擦熱や金属同士の凝着によって、ねじ山表面が局部的に固着し、締付け途中で動かなくなる「かじり・焼付き」が発生することがあります。 銀メッキは、優れた潤滑性と低摩擦特性を持つため、SUSねじ部品のかじり防止を目的として使用されます。本製品では、M8ナットに硬質銀メッキを8μm施工し、ねじ部表面に銀皮膜を形成することで、締結時の金属同士の直接接触を抑えています。 ねじ部では「銀を付ければよい」だけではないボルト・ナットへの銀メッキでは、かじり防止に必要な銀皮膜を形成すると同時に、ねじの寸法・嵌合への影響も考慮する必要があります。ねじ部にメッキが過剰に析出すると、有効径やねじ山の寸法に影響し、ボルトとナットの組み合わせに支障が出る場合があります。 そのため、ねじ部への銀メッキでは、「かじり防止に必要な皮膜を形成すること」と「ねじとしての嵌合・締結機能を維持すること」の両方を考慮した膜厚管理が重要です。 コダマでは、SUS製ボルト・ナット、配管部品、締結部品などについて、用途・形状・要求膜厚を確認し、かじり・焼付き防止を目的とした硬質銀メッキ加工に対応しています。「SUSボルトとナットが焼き付く」「高トルク締結でかじりが発生する」「ねじ部へ銀メッキを施工したい」といった案件についてもご相談ください。電気伝導性と熱伝導度の優れた銀メッキ(硬質銀・無光沢銀) |
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