アロジン処理・サーテック650処理 特長や用途や加工方法の解説

アロジン処理

アロジン処理・サーテック650処理加工依頼 納期5日から対応

アロジン処理・サーテック650処理SurTec 650)についての概要、メリットとデメリット、アロジン処理の反応機構、特性や用途などをご紹介します。製品事例も掲載していますので是非ご覧ください。現状のお客様で生産キャパ90%を超えています。新規ご依頼は生産スケジュールの合間に組み込むため納期が5日は見て頂いています。創業64年 大阪メッキ加工専門メーカー メッキ加工依頼をお探しの方 全国対応しています。初めての方もお気軽にお問合せください。
 
 

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アロジン 

アロジン処理(1200番)黄色 サーテック650処理・ディップソールALT-610承ります! 様々な種類の化成処理皮膜を取り揃えています!

  • アロジン処理(1200番)黄色サーテック650処理・ディップソールALT-610はアルミニウム素材に施す化成処理皮膜です。複雑形状の製品も均一に皮膜がつけることが可能です。

アロジン処理とは?

アロジン処理とはアルミニウム素材に施す化成処理皮膜です。六価クロムを含有する皮膜です。クロム酸クロメートで黄金色で、自己修復性を持つ耐食性の高い皮膜になります。膜厚は1µm以下の化成処理の皮膜になります。

アロジン処理の反応機構

クロム酸塩皮膜の反応機構は発生機の水素がクロム化合物を六価から三価へ還元する傾向にあります。金属と酸が反応することにより局部陰極における水素イオン放電及び局部陰極における金属イオンの生成をもたらします。溶液反応中はガスの発生はほとんどありません。金属の溶出で生じた水素イオンが中和することにより金属/溶液間の境界でpHが高く移行し、その結果析出することが多いと言われています。 

サーテック650処理(SurTec 650)とは? 

サーテック650処理SurTec 650)とは、アルミニウム・アルミニウム合金及びダイカスト素材に施す化成処理皮膜です。膜厚は1µm(0.001mm)以下の化成処理の皮膜になります。

  1. アルミ及びその合金上に優れた耐食性皮膜を形成します。中性塩水噴霧試験336時間以上。六価クロム皮膜に匹敵する耐食性、六価クロム皮膜にない加熱耐食性があります。
  2. 処理後の特性は導電性が得られます。処理時間により、皮膜厚みが調節でき、電気抵抗値も変化をつけることが出来ます。
  3. 塗装下地としても好適です。アルミと塗装の密着が良好になります。アルミと塗装の間にサーテック650処理皮膜を加工することにより、塗装の密着性が抜群にアップします。
  4. 接触抵抗値が低く、安定しています。
  5. MIL-DTL-81706-B 及び MIL-DTL 5541-F  に適合
アロジン処理・サーテック650処理
サーテック650処理

MIL におけるアルミニウム化成処理の基本的な要求事項

耐食性 :中性塩水噴霧試験で336時間を超える耐食性(対象材料:2024 材) MIL-DTL 81706B class1A

接触抵抗:<5mΩ/inch2(電極に2000 ポンド負荷の場合)(対象材料:6061 材) MIL-DTL 81706B class3

 

アロジン処理からサーテック650処理への変更もできます

昨今の環境問題で大手メーカーは六価クロムフリー対応の製品を要望されています。コダマでは、環境に優しいサーテック650処理をオススメさせて頂いています。皮膜は傷つきやすいので、取り扱いには注意が必要です。アロジン処理・サーテック650処理は剥離・再処理の加工も可能ですので、アロジン処理からサーテック650処理への変更もできます。

アロジン処理・サーテック650処理の工程紹介

基本工程:(素材:アルミニウムA5052)脱脂→水洗→エッチング→水洗→デスマット→水洗→アロジン処理(又は、サーテック650処理)→水洗→純水洗→エアー乾燥→乾燥炉 ラック処理やカゴ処理

 

 アロジン処理の他にも、サーテック650処理・ディップソールALT-610 も取り揃えています!

処理種類 外観 成分 特長・用途
アルサーフ1000番
アロジン処理1000番
アルサーフ1000番 アロジン処理1000番無色 六価クロム
化成処理皮膜

アルミニウムおよびアルミニウム合金用六価クロム化成皮膜。導電性はあります。用途はハードディスクの補強板・放熱板など。

アルミ素材に施すクロメート処理を一般的にアロジンと呼ばれています。アルサーフは日本ペイント、アロジンは日本パーカライジング社の商標となります。

 

 

アルサーフ1200番
アロジン処理1200番
アロジン処理1200番黄色 六価クロム
化成処理皮膜

アルミニウムおよびアルミニウム合金用六価クロム化成皮膜。導電性あります。航空機部品などの精密部品でクロメートの色むら(干渉色)でお困りではありませんか。通常は、クロメートした特徴なので問題ではないのですが、できる限り均一な黄色の処理可能です。ただし、ダイカスト素材は巣の影響により、未着やムラが発生する場合がございます。

用途はロボットアームの下地処理

・MIL-DTL-5541 に適合

 

サーテック650処理
SurTec 650
アルサーフ1000番 アロジン処理1000番無色 三価クロム
化成処理皮膜

アルミニウムおよびアルミニウム合金用3価クロム化成皮膜。導電性はあります。アルミニウム合金、鋳物、鍛造品の表面に耐食性のある化成皮膜を生成します。環境負荷物質(六価クロムを含まない)三価クロムタイプ(サーテック650処理)がオススメです!

・QPL認定 航空産業に好適です

・MIL-DTL-81706-B 及び MIL-DTL 5541-F  に適合

・無塗装状態の表面でも防食性が高い(中性塩水噴霧試験336時間以上)

・皮膜は傷つきやすいので、取り扱いに注意が必要です。

ディップソール
ALT-610
ディップソール ALT-610無色・極薄い青色

三価クロム
化成処理皮膜

アルミニウムおよびアルミニウム合金用3価クロム化成皮膜。導電性あります。アルミニウム合金、鋳物、鍛造品の表面に耐食性のある化成皮膜を生成します。

 

 

シミを発生させないメッキ加工をしています

乾燥工程でメッキ表面にシミが出来ない対策をしています。

・乾燥機内の温度を高温にしない

・乾燥機内の定期的な清掃と点検

・環境のよい場所で製品を保管

詳しくはこちら

アロジン処理・サーテック650処理が可能な最大対応サイズ

処理可能サイズ:縦400mm ×横400mm× 深さ1000mm

メッキ対応サイズ  

アロジン処理のよくあるご質問・ご要望例

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