銀メッキのはんだ付けが悪い(濡れ不良)原因とは?硫化対策と解決策を解説
- Q近所のメッキ屋さんが廃業して別のメッキ屋さんに銀メッキをお願いしたのですが、はんだ付け性が悪く困っています。 考えられる理由はありますか。御社では大丈夫でしょうか?
- A
銀メッキのはんだ付け不良は、硫化変色、油や有機物の付着、保管による経時劣化、後処理、下地露出などの影響で発生します。コダマでは、はんだ付け性を重視した銀メッキに対応し、用途に応じて変色防止処理の有無、膜厚、下地、硫化防止袋(VCI)の使用や段ボールとの直接接触の回避など梱包・保管条件を検討しています。変色防止処理の種類によっては、はんだ濡れ性が低下する場合があります。『変色防止』と『はんだ付け性』のどちらを優先するか事前確認が必要です。
銀の硫化(これが一番多い)
- 空気中の硫黄成分と反応
- 黒ずみ(硫化銀)発生
対策
- 酸洗い(軽い活性化)
- 直前に洗浄
- 防錆袋・防硫紙で保管 「新鮮な状態で使う」
表面汚染(油・有機物)
- 手脂
- 加工油
- 梱包材の影響
対策
- 脱脂(アルカリ or 溶剤)
- 超音波洗浄
- 手袋使用
メッキ後の経時劣化
- 時間経過で酸化・硫化
- 表面状態変化
対策
- メッキ後すぐ使用
- 長期保管なら防硫対策
メッキ条件不良
- 粗い結晶
- 不純物混入
- 添加剤バランス不良
対策
- 浴管理(これ重要)
- 結晶制御
- 分析・更新
下地の影響
- ニッケル露出
- 拡散
- バリア層不良
対策
- Ni厚み適正化
- 拡散防止設計
- Ag厚み確保
銀メッキが厚すぎる/薄すぎる 1〜5μmが安定ゾーン
- 薄すぎ → 下地影響
- 厚すぎ → 剥離・濡れムラ

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技術監修:株式会社コダマ 専務取締役 児玉義弘 (特級めっき技能士/実務経験30年以上/毒物劇物取扱責任者/公害防止管理者 水質関係第2種) 本ページでは「銀メッキのはんだ付けが悪いのですが、なぜですか。原因と対策」について、加工条件・品質管理・不具合対策の観点から技術内容を確認・監修しています。
