コダマは大阪で、金メッキ・銀メッキ・スズメッキ・ニッケルメッキなどの部分メッキ加工に対応している表面処理メーカーです。接点部のみ、端子先端のみ、ネジ部を除く、内径・外径の一部のみ、長尺ブスバーの両端のみなど、必要な箇所だけにメッキを行います。
マスキング治具、レジストマスキング、筆メッキ、テーピング、樹脂コーティングなど、製品形状や数量に合わせた工法を選定。金・銀など高価な貴金属の使用量を抑え、コストダウンと機能性の両立を実現します。試作1個から量産まで、他社で難しいと言われた部分メッキもご相談ください。
![]() レジストマスキング法を駆使した精密な部分メッキ加工 |
部分メッキ加工でよくあるご相談
コダマでは、製品形状・材質・膜厚・数量・メッキ範囲に合わせて、最適な部分メッキ方法をご提案します。 |
部分メッキとは
製品の必要なポイントにだけ加工するメッキ方法のことをいいます。メッキされた部分にだけ、特定の機能を持たせることが出来るのがメリットになります。メッキ方法は、メッキしたい部分のみをメッキ液に浸漬する浸漬部分メッキ法、メッキをつけたくない場所は、事前にマスキング処理をして全面浸漬する マスキング部分メッキ法があります。部分メッキ加工事例
対応できる部分メッキ
| 加工したい箇所 | 対応例 | 主なメッキ |
|---|---|---|
| 接点部のみ | 電子部品、端子、リードフレーム | 金メッキ、銀メッキ、スズメッキ |
| 端子先端のみ | コネクタ、バスバー、導電部品 | 金メッキ、銀メッキ、スズメッキ |
| ネジ部を除く | ボルト、ナット、治具部品 | 銀メッキ、金メッキ、ニッケル |
| 内径のみ・外径のみ | パイプ、リング、筒状部品 | 銅メッキ、硬質クロム、銀メッキ |
| 長尺物の両端のみ | ブスバー、電力部品 | 銀メッキ、スズメッキ、金メッキ、硬質クロム |
| 摩耗部・キズ部のみ | 金型、機械部品、補修部品 | ニッケル、銅、硬質クロム |
部分メッキの技術力
レジストマスキング法を駆使した精密な部分メッキ加工
レジストマスキング法とは レジスト塗布装置、露光装置などを使用して、製品に重ねたマスターマスクに光を照射させ、製品にマスクパターンを転写させて回路パターンや配線を正確に形成することが可能です。スパージャー方式の部分メッキと比較するとメッキ部とマスキング部の境界面の解像性、精度が良く部分メッキが出来ます。
短冊(バッジ式)のリードフレームの精密部分メッキ加工事例
![]() レジストマスキング法による精密な部分 金メッキ加工 |
パターン部分メッキ:部分金メッキ(アルミ素材:ニッケル下地の金メッキ) |
レジストマスキング部分メッキ加工プロセス
1 レジスト塗布装置

レジスト塗布装置とは、基板や精密部品などの製品表面にレジスト材を均一に塗布するための装置です。メッキ加工を行わない部分にレジスト材を形成することで、必要な箇所だけにメッキを施すことが可能になります。
レジスト材は、メッキ液から製品表面を保護する役割を持ち、不要な部分へのメッキ付着を防止します。塗布膜の厚みや密着性を安定させることで、パターン精度の向上、メッキ不良の低減、仕上がり品質の安定化につながります。
2 露光工程ー現像工程
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露光装置は、製品とマスターマスクに光を照射し、マスクに描かれた回路パターンや配線パターンを製品表面へ高精度に転写する装置です。微細なパターン形成が可能で、電子部品、半導体部品、プリント基板、精密部品などの製造工程において、品質と寸法精度を左右する重要な役割を担います。
高い位置合わせ精度と安定した露光条件により、パターンのズレ・欠け・にじみを抑え、均一で再現性の高い加工を実現します。 |
3 メッキ工程の後、レジスト材を剥離して乾燥工程でメッキが完成
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メッキ工程が完了した後、不要となったレジスト材を丁寧に剥離し、製品表面に残留物が残らないように処理します。その後、洗浄・乾燥工程を行うことで、メッキ皮膜を安定させ、外観品質や密着性を確認しながら仕上げていきます。
レジスト剥離から乾燥までを適切に管理することで、シミ・ムラ・異物付着などの不良を防ぎ、精度の高いメッキ加工品として完成します。 |
対応素材とメッキ種対応可能な製品の形状とサイズ
板形状 サイズ250×250以内
| 材質 | 下地メッキ | 仕上げメッキ |
| 銅・銅合金 | 銅・ニッケル・無電解ニッケル・金 | 金メッキ・銀メッキ・スズメッキ |
| ステンレス(SUS304・SUS420J2)など | ニッケル・無電解ニッケル・金 | 金メッキ・銀メッキ・スズメッキ |
| アルミ(A5052)など | ニッケル・無電解ニッケル | 金メッキ・銀メッキ・スズメッキ |
部分メッキのマスキング工法の選び方
| 工法 | 向いている製品 | 特長 |
|---|---|---|
| レジストマスキング | 板材、基板、リードフレーム、精密パターン | 境界がシャープで高精度 |
| 筆メッキ | 大型品、長尺物、現場補修、部分補修 | メッキ槽に入らない製品にも対応しやすい |
| テーピング | ボルト、ナット、治具、複雑形状品 | 1点ずつ柔軟にマスキング可能 |
| 樹脂コーティング | 複雑形状、マスキングが難しい箇所 | 液漏れを抑えたい場合に有効 |
| 専用治具マスキング | 量産品、繰り返し加工品 | 品質安定・作業効率向上に有効 |
高速部分メッキ加工(筆メッキ)
高速部分メッキ加工とは
メッキ工具(布を巻き付けた陽極)にメッキ液を吸収させてメッキ液を流しながら製品の表面を動かしながらメッキをする手法です。一般的なメッキで使用するメッキ槽を使用しないで電気メッキを行います。持ち運び可能な設備であり、ポータブルプロセスのため、移動や分解が困難な固定製品にもメッキすることが出来ます。
メッキ加工する金属は電極に取り付けた専用ガーゼに含ませた高濃度メッキ液から析出されます。メッキ皮膜は高い密着性があり、微細な結晶構造で、密着力が高く、内部応力が低いのが特長です。曲げ、加熱、急冷にも強く剥離しません。電着肉盛することも可能です。専用整流器、メッキ工具、メッキ液で構成され、マスキングして、指定ポイントに施工することができます。
筆メッキ加工は、部分メッキなら、製品サイズに影響を受けません。長尺製品の部分メッキに最適で2mや3mを超える長尺物のブスバーの両端のみの部分メッキ加工なども可能です。
14種類の金属のメッキ加工が可能:全て受注生産
| 金メッキ | 銀メッキ | 錫メッキ |
| 白金メッキ | ロジウムメッキ | クロムメッキ |
| 亜鉛メッキ | ニッケルメッキ | 銅メッキ |
| カドミメッキ | インジウムメッキ | コバルトメッキ |
| ニッケルーコバルト | ニッケルータングステン |
活用用途
- 大型製品の部分メッキ
- 製品の内径、外径平坦面の部分メッキ
- 摩耗やキズ部の補修・リペアなど
高速部分メッキの加工工程(アルミ素材)
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- 予備脱脂(油や汚れを除去)
- エッチング(酸化被膜などを除去)
- 電解脱脂(多量のガスの圧力で汚れを除去)
- エッチング(密着力を高める凹凸を素材につけます)
- 活性化(メッキ前に素材を活性化させます)
- めっき
- 乾燥
テーピング、手塗り樹脂コーティング法による部分メッキ

熟練のマスキング技術者が1点ずつ、テーピング法や樹脂コーティング法を駆使してマスキング処理を実施します。テーピング法は、ビニール系、鉛やアルミなどの金属系などのマスキングテープを使用して、用途やメッキ種によって使い分けてマスキング処理をします。樹脂コーティング法によるマスキング材料にはゴム系、樹脂系などがあり、ハケ塗り、浸漬(ディップ)などによりマスキング処理をします。2種類のメッキをする2色メッキのような高度なメッキ加工の独自技術を保持しています。
部分メッキ加工のQ&A
Q1. 部分メッキ加工とは何ですか?
A. 部分メッキ加工とは、製品全体ではなく、接点部・端子先端・ネジ部以外・内径部など、必要な箇所だけにメッキを行う加工方法です。機能が必要な部分だけに金・銀・スズ・ニッケルなどのメッキを付けることで、コストダウンや寸法管理に役立ちます。
Q2. 金メッキを一部分だけに加工できますか?
A. はい、対応可能です。接点部のみ、端子先端のみ、ボルト頭部のみなど、必要な箇所だけに金メッキを行うことができます。全面金メッキに比べて金の使用量を抑えられるため、コストダウンにもつながります。
Q3. 銀メッキの部分加工はできますか?
A. はい、銀メッキの部分加工にも対応しています。電気接点、端子、ブスバー、ボルト、導電部品など、導電性や接触性が必要な箇所だけに銀メッキを行うことができます。
Q4. スズメッキの部分加工はできますか?
A. はい、スズメッキの部分加工にも対応可能です。はんだ性や導電性が必要な端子・接点部などに、必要範囲だけスズメッキを行うことができます。
Q5. ネジ部にメッキを付けない加工はできますか?
A. はい、可能です。ネジ部にメッキが付くと寸法変化やかじりの原因になる場合があります。コダマではテーピング、樹脂コーティング、専用治具などにより、ネジ部を除いた部分メッキに対応します。
Q6. 部分メッキの境界をきれいにできますか?
A. 製品形状や要求精度によりますが、レジストマスキング、専用治具、テーピング、樹脂コーティングなどを使い分けることで、液漏れや境界のボケを抑えた部分メッキを目指します。
Q7. 1個だけの試作でも対応できますか?
A. はい、試作1個からご相談可能です。量産前の条件確認、膜厚確認、マスキング方法の検討などにも対応できます。
Q8. 量産の部分メッキにも対応できますか?
A. はい、対応可能です。繰り返し加工が必要な量産品では、製品に合わせた専用治具やマスキング方法を検討し、品質の安定化と作業効率の向上を図ります。
Q9. 大型品や長尺物の部分メッキはできますか?
A. はい、筆メッキなどの工法により、大型品や長尺物の一部分だけにメッキできる場合があります。メッキ槽に入らない製品や、ブスバーの両端のみの部分メッキなどもご相談ください。
Q10. 部分メッキの見積りには何が必要ですか?
A. 図面、材質、メッキ種類、メッキ範囲、膜厚、数量、用途、要求品質が分かる資料をご用意ください。マスキング範囲が分かる図面や写真があると、より正確な検討が可能です。
お客様評価 マスキングの仕上がり 部分メッキ加工や短納期対応などが高評価を頂きました。
テーピング、手塗り樹脂コーティング法加工事例
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この部分メッキ記事の監修者:特級めっき技能士が監修
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部分メッキは、必要な箇所にだけに、導電性・耐食性・はんだ性などの機能を付与し、金や銀の使用量を抑えられる有効な加工方法です。特に接点部、端子先端、ネジ部を除いた処理など、精度が求められる製品では、マスキング方法や治具設計が品質を大きく左右します。コダマでは、レジストマスキング、筆メッキ、テーピング・樹脂コーティングなどを使い分け、試作から量産、複雑形状まで対応しています。部分メッキでお困りの際は、図面段階からご相談ください。 めっき職歴30年以上 父が創業のメッキ工場でラッキング作業・メッキ加工に関わる。大学卒業後は、電子部品のメッキ加工を得意とされる東京のメッキメーカーにて修行し、電子部品の金メッキ、銀メッキ、スズメッキ、ニッケルメッキ、銅メッキ技術や経営ノウハウを学ぶ。 コダマでは、現場、品質保証、営業を担当し、現在は採用活動、ブランディング、マーケティング戦略に注力している。わくわく!コダマ新聞(ニュースレター)も配信中! |










