銀メッキの電気抵抗は膜厚で変わる?接触抵抗・適正膜厚の関係を解説
- Q銀メッキの電気抵抗はメッキ膜厚で変わりますか
- A
銀メッキの膜厚を増やすと導電経路の断面が増えるため、条件によって電気抵抗低減に寄与します。ただし実際の接触抵抗は表面状態や接触面積にも左右されます。コダマでは銀メッキ目標2μmの製品について108点の膜厚測定データを公開し、実加工での膜厚ばらつきと工程能力を確認しています。膜厚だけで電気性能を保証することはできません。下地、表面粗さ、硫化変色、接触圧、温度なども合わせて評価する必要があります。
過去に銅素地の製品にニッケルメッキ/銀メッキで何種類か膜厚を変えて電気抵抗の違いをお客様が検討されました。下地ニッケルメッキの膜厚と銀メッキの膜厚どちらも影響ありました。銀メッキ膜厚が薄いほど抵抗値は高くなり、厚くなるにつれて抵抗値は低下しますが、一定の膜厚を超えると抵抗値は飽和(ほぼ一定)になります。
電気抵抗と銀メッキ膜厚の関係(イメージ) コダマでの過去検討例:電気抵抗と銀膜厚の関係
0.5μm程度の膜厚極めて薄い膜厚:接触抵抗は、不安定であり、下地の影響を強く受ける。抵抗傾向は高い。
3μm程度の膜厚:安定した導電性を発揮 抵抗傾向は低い。
10μm以上の膜厚:安定した導電性を発揮 これ以上の抵抗低下効果は小さい。 抵抗傾向は飽和状態
*製品形状、下地Ni、接触圧、測定方法等によって異なります
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技術監修:株式会社コダマ 専務取締役 児玉義弘 (特級めっき技能士/実務経験30年以上/毒物劇物取扱責任者/公害防止管理者 水質関係第2種) 本ページでは「銀メッキの電気抵抗はメッキ膜厚で変わりますか」について、加工条件・品質管理・不具合対策の観点から技術内容を確認・監修しています。
