無電解ニッケルテフロンメッキの有機溶剤に対する影響

無電解ニッケルテフロンメッキの有機溶剤に対する影響

Q無電解ニッケルテフロンメッキの有機溶剤に対して、膜厚変化や腐食しますか。
A

有機溶剤に対しては、無電解ニッケルテフロンメッキ(Ni-P-PTFE)の耐薬品性は非常に高く、特に水系の腐食環境や多くの有機溶剤に対して優れた耐食性を示します。しかし、「すべての有機溶剤に対して完全に不活性」ではありません。有機溶剤中で腐食や性能劣化の原因となり得る物質・条件をいくつか挙げます。

 

御見積依頼・お問合せはこちら

 

無電解ニッケルテフロンメッキ加工事例
無電解ニッケルテフロンメッキ加工事例

・トリクロロエチレン、パークロロエチレン  高温・高湿度下で加水分解を起こし、HClが発生 → 腐食の原因に。

・高温でのケトン類 アセトン、MEK(メチルエチルケトン)  樹脂分離や微細な表面クラックにより下地金属が露出するケースがある。

・含硫化合物を含む有機系 チオール系、ジメチルスルフィドなど  Niに対して硫化腐食を引き起こす可能性あり。

以上  ご検討の程よろしくお願いします。

無電解ニッケルテフロンメッキの詳細ページへ

ページトップに戻る