金メッキ後の水素脆性除去(すいそぜいせいじょきょ)の条件 金メッキ加工のQ&A

金メッキ後の水素脆性除去(すいそぜいせいじょきょ)の条件 金メッキ加工のQ&A

Q金メッキ後の水素除去するためには、どのような条件がよいか教えてください(ベーキング条件)
A

最大引張り強さ 1050まで     ベーキング不要

最大引張り強さ 1051~1450まで  ベーキング温度190~220℃ 時間8時間以上

最大引張り強さ 1451~1800まで  ベーキング温度190~220℃ 時間18時間以上

最大引張り強さ 1800を超える   ベーキング温度190~220℃ 時間24時間以上

上記の条件があります。  コダマ(大阪)は、金メッキ後の水素脆性除去、ベーキング処理も対応可能です。

備考:水素脆性とは、金属素材が水素原子を吸収することで靭性(粘り強さ)が低下し、もろくなる現象です。
メッキ加工では、塩酸などを使用した前処理の際に水素を吸蔵するということが言われています。

メッキ後のベーキング炉 熱処理

メッキ後のベーキング処理に使用するベーキング炉

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