金メッキの変色の原因と対策 金メッキのQ&A
- Q金メッキ加工された製品を倉庫で在庫管理していたのですが、赤く変色していました。金は酸化しない。変色しないと思っていたのですがなぜでしょうか。原因と対策があれば教えてください
- A
金メッキの変色に関して。 純度99.99%の金は酸化や変色のしにくい金属ですが、金メッキの場合は、金合金メッキになっている場合があります。金にコバルト、銅、ニッケルを混ぜた金合金メッキの場合、金純度が低くなればなるほど変色のリスクは高くなります。ですから、純度の高い金メッキ加工すれば酸化や変色のリスクは低くなります。
99.99%の純金メッキでも厚みが薄い場合、変色する場合があります。薄い膜の金メッキはピンホールで呼ばれる微細な穴がたくさんあります。下地メッキに変色しやすい銅やニッケルメッキが加工していると下地から変色して上層の金メッキが変色しているように見えます。対策としては金メッキの厚みを厚くする。ピンホールを埋める封孔処理などを実施するなどの対策があります。
金メッキ加工 事例