素材とメッキの異種金属間腐食 (追加質問)

素材とメッキの異種金属間腐食 (追加質問)

Q(ピンホールなどがないとすると)金メッキの場合は SUSネジも金メッキも腐食が生じないのでしょうか、それとも、やはりイオン化傾向にしたがってSUSネジ側が腐食するということで よろしいでしょうか。
A

基本的にアノード(プラス側、卑な金属)、カソード(マイナス側、貴な金属)において、アノード/カソードの比を大きくとらなければならないとあります。

例えば、炭素鋼の板にSUSねじは正しいが、SUS板に炭素鋼のねじは誤りであるとあります。また、JIS W 2015:1982 航空機における異種金属の取扱方法_によると。“陰極の面積が陽極金属の面積より(容易にわかる程度に)小さくなるように金属の組合せを設計すること。
例えば,アルミニウム板を締結するのにステンレス鋼のボルトや小ねじを用いる(この逆を行ってはならない) 。

締結する前に異種金属の間に両立できる金属ガスケットや座金を入れること。

又は,陽極と両立できる金属で陰極部材をめっきすること。これらの方法は,電気接続として使用する組合せに適用する”とあります。
以上から基本的に金メッキ板にSUSねじはしてはいけないとなります。その場合は絶縁する、ねじも金メッキする、など対策する必要があると思います。

 

金メッキ(純金・硬質金)加工の方法・電子部品

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