金メッキとSUSネジの組み合わせで腐食は起こる?電食の原因と対策を解説

金メッキとSUSネジの組み合わせで腐食は起こる?電食の原因と対策を解説

Q(ピンホールなどがないとすると)金メッキの場合は SUSネジも金メッキも腐食が生じないのでしょうか、それとも、やはりイオン化傾向にしたがってSUSネジ側が腐食するということで よろしいでしょうか。
A

金メッキされた部材とSUSネジの組み合わせでは腐食は発生しないのか?というご質問ですが、金メッキ自体は非常に貴な金属であり、ピンホールなどの欠陥がない場合は腐食しにくい特性があります。

しかし実際には、異種金属接触による電食(ガルバニック腐食)の影響を考慮する必要があります。一般的に、卑な金属(アノード)が腐食し、貴な金属(カソード)は保護される関係となります。そのため、組み合わせや面積比によっては、SUS側または下地金属側に腐食が発生する可能性があります。

例えば、

・炭素鋼板+SUSねじ  → 可

・SUS板+炭素鋼ねじ  → 不可

といったように、アノード/カソードの面積比が重要となります。

 

「陰極(金属)の面積は陽極より小さくすること」との考え方からすると、金メッキされた部材にSUSネジを使用する場合、条件によっては好ましくない組み合わせとなる可能性があります。

主な対策

・絶縁ワッシャーやガスケットを使用する

・ネジ側にも金メッキを施す

・異種金属接触を避ける設計とする

使用環境(湿度・電解質の有無)によっても影響が変わるため、用途に応じた設計検討が重要です。

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