硬質クロムメッキと無電解ニッケルメッキを比較する
- Q鋼鉄の軸某をメッキ仕上げしたいのですが、5umの硬質クロムメッキと25umの無電解ニッケルメッキを比較した場合、どちらが経済的でしょうか。 また、軽荷重でのすべり摩擦に対してどちらが強いでしょうか。決法を教えてください。
- A
耐摩耗性・高硬度を優先するなら硬質クロム、均一膜厚・寸法精度・複雑形状への付き回りを優先するなら無電解ニッケルが有力です。
設備償却を無視すれば、溶液コストの比重が高い硬質クロムの方が無電解より幾らか経済的だともいえますが、このような比較は余り意味がありません。 どちらを選ぶかは総合的に検討して決める必要があります。コダマは硬質クロムと無電解ニッケルの両方を社内で取り扱い、用途・形状・要求硬度・耐食性に応じた比較提案ができます。
次に25umの無電解ニッケルは、硬化熱処理を施せば、5umの硬質クロムより耐摩耗性は大きくなりますので、耐食性の点でもクロムより有利ですが、どちらが常に優れるわけではありません。摺動、腐食環境、膜厚精度、後研磨、温度、コストを合わせて選定する必要があります。
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技術監修:株式会社コダマ 専務取締役 児玉義弘 (特級めっき技能士/実務経験30年以上/毒物劇物取扱責任者/公害防止管理者 水質関係第2種) 本ページでは「硬質クロムメッキと無電解ニッケルメッキを比較する」について、加工条件・品質管理・不具合対策の観点から技術内容を確認・監修しています。
