無電解ニッケルメッキ加工(膜厚10μ)
無電解ニッケルメッキ加工依頼 納期1日から
お急ぎの無電解ニッケルメッキ加工の当日依頼でも、納期1日から対応可能です。無電解ニッケル加工 ラック処理で月産10万個以上の加工やバレル処理も可能です。低リン・中リン・高リン・・・対応
500件以上の案件実績 コダマはISO9001・14001認証取得、創業62年 大阪のメッキ加工専門メーカーです。
無電解ニッケルメッキ特長 | 対応サイズ | 技術力 | 対応素材 |
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無電解ニッケルメッキとは
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無電解ニッケルメッキは、電池や整流器などの外部電源を使用しないで、被メッキ物をメッキ液に浸漬して、製品表面を化学的に還元析出させることによってニッケルリンの合金皮膜を製品に被覆することを言います。基本的にメッキ液が接触している表面は、形状に関係なく、くぼんだ所にもメッキが均一に施されます。
低リン・中リン・高リン
電解ニッケルメッキと無電解ニッケルメッキの違い
詳しくは電解ニッケルメッキのページへorコラムにリンク
無電解ニッケルメッキのメリット
①被メッキ物の形状が複雑であってもメッキ厚さが均一につき、外観ムラが生じにくい。
②メッキ皮膜にピンホールが少ない。
③電流分布の考慮を必要とせず作業性がよい。
④メッキ皮膜が硬く,耐摩耗性がよく、磁性がなく(非磁性は中高リンタイプ)、熱処理すると磁性を生じる。
⑤浴管理の自動化が可能であり、電源不要なのでメッキ装置がシンプルにできる。
無電解ニッケルメッキのデメリット
①電解ニッケルと比較するとメッキ単価が高くなることが多い。薬品コストが高いのと液寿命があり、排水処理が困難で、廃液コストなどがかかる。
②メッキ被膜中のニッケル純度が低くなり、リンなどとの合金メッキになる。
③光沢、無光沢など外観選択ができない。その他には、ターン数の進んだ廃液前の古い無電解ニッケルメッキ液は、新液の時と比較すると不純物の持ち込みの影響により耐食性がやや低くなる、外観がやや光沢度が落ちる。
無電解ニッケルメッキの種類
低リンタイプ
中リンタイプ
高リンタイプ
その他の無電解ニッケルメッキ加工も可能です
無電解ニッケルテフロンメッキ
無電解ニッケルボロンメッキ(無電解ニッケル-ホウ素めっき)
無電解ニッケルボロンタングステンメッキ
無電解ニッケルメッキ[コダテクト] ®
無電解ニッケルメッキ加工が可能な 最大対応サイズ
サイズ:縦400mm ×横400mm× 深さ600mm
無電解ニッケルメッキの技術力
腐食でお困りならコダマ独自の技術【コダテクト】
無電解ニッケルメッキ【コダテクト】は、コダマの独自技術で、 ワンランク上の耐食性、耐摩耗性を持った無電解ニッケルで非磁性被膜となります。
錆や腐食対策に優れた効果を発揮する無電解ニッケルメッキになります。一般的な無電解ニッケルメッキには重金属添加剤(メッキ液の安定剤)が含まれるため、それらがメッキ皮膜に共析される際に核となり、不連続点を形成し皮膜の成長とともにクラックやピンホールとなり、耐食性に影響を与えます。
![]() 無電解ニッケルメッキ【コダテクト】 加工例 |
![]() ノンクラック、ノンピンホール断面写真 |
無電解ニッケルメッキ【コダテクト】は重金属添加剤を含まれておらず、アモルファスで非常に緻密な皮膜のため、通常のP含有率の高い無電解ニッケルメッキより更に高い耐食性を有します。耐食性に関して正しい適用を行えば、 耐酸性、耐アルカリ性、海水、化学薬品、石油、各種の炭化水素及び溶剤に対して完全な耐食性があります。その点において、純ニッケル、クロム合金よりはるかに優れています。
無電解ニッケルメッキ【コダテクト】
低リンタイプの無電解ニッケル加工が可能
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低リンの無電解ニッケルメッキは、リン含有率が1~1.5wt.%の無電解ニッケルメッキになります。被膜はニッケルリン合金被膜で鉛フリー、RoHS対応になります。メッキ被膜は、Hv680の高硬度で耐摩耗性に優れています。 低リン 無電解ニッケルメッキは受注生産のため、加工依頼の基本納期7日程度。短納期をご希望の場合は事前に到着日などをお知らせ頂ければ対応させて頂きます。ご相談ください! 対応可能サイズ長辺300×短辺200 程度 |
アルミ素材への無電解ニッケルメッキ加工が可能
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コダマでは、アルミ素材(A1050、A2017,A5052、A5056、A6061、A6063、A7075,アルミダイキャスト ADC12など。)への無電解ニッケルメッキ加工を得意としています。アルミは種類や番手が多くあり、素材の成分や特性に合わせて、適切な前処理(ジンケート処理)が必要になります。コダマでは試作から量産数量まで豊富なアルミ素材への無電解ニッケルメッキ加工の実績がございます。 |
無電解ニッケルメッキ 自動液管理制御装置を導入!膜厚のばらつきが少ない
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無電解ニッケルメッキ液は、常時 自動液管理制御装置が作動し薬品の自動補給が行われています。自動分析の他にも日2回の手動の滴定分析との併用でハイブリッドな浴管理システムを実現しています。 |
コダテクトの関連記事?
無電解ニッケルメッキ【コダテクト】皮膜をRoHS指令 4物質(カドミウム・鉛・水銀・六価クロム)を定期的にICP分析(含有量試験)しています。分析結果報告が必要なお客様にはご提出できます。
その他の無電解ニッケルメッキ設備
無電解ニッケルメッキ槽は80~90℃の高温でメッキされるのでステンレス槽を使用することが多い. メッキ槽内は40~60容量%の硝酸で処理し, 表面を不動態化するかメッキ槽にプラスの電位を与えてニッケルの析出を防止します。
加熱装置は投込式電気ヒーターまたは蒸気熱交換器が用いられる. 普及浴で80~90℃で使用される場合には, 約2時間で昇温できる加熱容量とします。
攪拌装置は, 空気吹込, プロペラ, 被め き物の揺動, め。き液の強制循環などの方式がある. 参考文献:初級めっき 丸山 清 著
メッキ対応素材
銅・銅合金・真鍮素材
メッキ液に浸漬しただけではニッケルが析出しません。対策として、①鉄製のダミーとメッキする。②予め、電気ニッケルをしておく。③初期通電で電流を流してニッケルを初期析出させます。
鉄素材
メッキ液に浸漬しただけでニッケルが析出します。
ステンレス (SUS)素材
予め、ニッケルストライクメッキを施し、無電解ニッケルメッキ加工が出来ます。
アルミ
無電解ニッケルメッキ加工工程
1 アルカリ脱脂 | |
2 超音波洗浄 | |
3 電解脱脂 | |
4 活性化 | |
5 銅ストライクメッキ | |
6 ニッケルメッキ |
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7 金メッキ | |
8 変色防止 | |
9 乾燥工程 |
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発注する際の注意点
お問合せの前にお客様にご確認いただきたいポイントをご案内します。
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コダマメッキ加工依頼お取引の流れ
無電解ニッケルメッキ加工事例
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無電解ニッケルメッキ加工 担当技術者 紹介
無電解ニッケルメッキ担当 二級メッキ技能士 岸本 準さん
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岸本さん説明テキスト
鉛フリー・無電解ニッケルメッキ(中リン)担当 一級めっき技能士 石川達也さん
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石川さん説明テキスト |
無電解ニッケルメッキ 解決Q&A
【コラム】メッキライブラリの記事
電解メッキと無電解メッキの違いについて
ニッケルメッキで光沢メッキと無光沢メッキとがありますが何か違うのでしょうか?
無電解メッキの種類
無電解ニッケルメッキ
無電解ニッケルメッキ 記号
無電解ニッケルメッキ 膜厚
無電解ニッケルメッキ 錆びる
無電解ニッケルメッキ 硬度
腐食に強い 無電解ニッケルメッキコダテクト
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無電解ニッケルメッキ関連記事
無電解ニッケルメッキの解説者
![]() 株式会社コダマ 専務取締役 児玉義弘 特級めっき技能士・毒物劇物取扱責任者・公害防止管理者(水質2種) |
めっき職歴30年以上 父が創業のメッキ工場で小学生の時からメッキ加工に関わる。夏休みにラッキング作業のお手伝いなど。大学卒業後は、電子部品のメッキ加工を得意とされる東京の大手メッキメーカーにて修行し、メッキ技術と経営ノウハウを学ぶ。 コダマ入社以来、現場、品質保証、新規営業を担当し、現在は採用活動、新規事業戦略の立案などに注力している。 |