無電解ニッケルボロンメッキ加工依頼 納期7日から対応
無電解ニッケルボロンメッキ加工は、ご注文頂いてから薬品調合からの受注生産となります。常に新浴での処理になります。お急ぎの場合は、事前に入荷日をお知らせ頂きましたら加工準備を整えますのでよろしくお願いします。創業62年 大阪メッキ加工専門メーカー メッキ加工依頼をお探しの方 全国対応。加工はISO9001取得の大阪の本社工場で品質管理も安心
Ni-B
無電解ニッケルボロンメッキは受注生産のため、加工依頼の基本納期7日程度。短納期をご希望の場合は事前に到着日などをお知らせ頂ければ対応させて頂きます。ご相談ください!
無電解ニッケルボロンメッキとは、ロジンフラックスを使用して容易にはんだ付けが可能です。半田付け性やボンディング性、耐熱性(特にB1%以下)に優れた皮膜です。皮膜の不働化速度が遅いため、長期保存後の半田付け性の低下はありません。(230℃ 1~2秒 H63Aハンダ、ロジンフラックス)
高硬度Hv750、半田付け性やボンディング性が優れた皮膜
無電解ニッケルボロンメッキは、ロジンフラックスを使用して容易にはんだ付けが可能!高硬度Hv750を誇り、半田付け性、ボンディング性、耐熱性に優れた皮膜です。
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![]() 無電解ニッケルボロンメッキ 加工例 |
無電解ニッケルボロンメッキの短所
無電解ニッケルリン(コスト安い)<無電解ニッケルボロン(コスト高い) 次亜リン酸ナトリウムを還元剤とする無電解ニッケルリンに比べてコストの高いほう素を含む還元剤を使用しているのでコストが高くなります。
浴管理は難しい。無電解ニッケルボロン浴は、浴安定性に劣り浴寿命が短い欠点などがあります。pHが高くなるとボロンの共析率は低下します。析出速度と皮膜構成の変化をpHの変動の影響を受けるのでpH管理をする。還元剤濃度が高くなるとメッキ浴の安定性が低下するので注意が必要などシビアな管理が必要です。
無電解ニッケルボロンメッキ 素材対応例
- 鉄鋼素材
- 銅・銅合金・真鍮等・エコブラス
- ステンレス(SUSの種類の情報が必要です。SUS304やSUS316など)
- アルミ素材(アルミの種類の情報が必要です。Al5052など。鋳物は要相談
無電解ニッケルボロンメッキ 担当技術者の紹介
無電解ニッケルボロンメッキ 担当 貴金属ライン 一級めっき技能士 松谷さん |
松谷さん: 無電解ニッケルボロンメッキは、受注生産での対応になります。お急ぎの場合はメッキ液の手配等を準備しときますので、事前に依頼品の到着日をご連絡頂ければ幸いです。 |
無電解ニッケルボロンメッキ/Ni-Bのメッキ皮膜特性
組成 | Ni 99% B 約1%以下 |
硬度 | 析出状態でHV750程度 熱処理すれば硬度はHv1000程度 |
電気抵抗 | 15~16μΩ・cmで導電性は良好 |
密度 | 8.6±0.1g/cm³ |
溶融点 | 1350~1390℃ |
ハンダ付け性 | 230℃ 1~2秒(H63Aハンダ、ロジンフラックス) |
磁性 | 抗磁性(coercivity)70エルステッド 残留磁化(remanence)0.2~0.3 ウエバー/m² |
耐熱性 | 鉄上の皮膜(3μ) 400℃ 空気雰囲気 30分 酸化なし (Ni-Pは350℃、30分で酸化) |
無電解ニッケルボロンメッキ 適用部品
産業分類 | 適用部品 | 目的 |
自動車工業 | ディスクブレーキ・ピストン・シリンダ・ベアリング・精密歯車・回転軸・カム・各種弁・エンジン内部 | 硬度・耐磨耗性・焼き付け防止・耐食性・精度 |
電子工業 | 接点・ロール・シャフト・パッケージ・マグネット・抵抗体・ステム・コンピュータ部品・電子部品など | 硬度・精度・耐食性・ハンダ付け性・ろう付け性・溶接性など |
精密機械 | 自動溶接機のコンタクトチップなどの各種部品・プラスチック射出成型機の部品 | 精度・硬度・耐食性など |
航空・船舶 | 水圧系機器・電気系統部品・スクリュー・エンジン・弁・配管など | 耐食性・硬度・耐磨耗性・精度など |
化学工業 | 各種バルブ・ポンプ・振動弁・輸送管・パイプ内部・反応槽・熱交換器 | 耐食性・汚染防止・酸化防止・耐磨耗性・精度など |
その他 | 硝子金型・各種金型・瓶型、・工作機械部品・真空機器部品・繊維機械部品など | 硬度・耐磨耗性・離型性・精度など |
無電解ボロンリンメッキ(Ni-B-P)も可能です!
無電解ボロンリンメッキ(Ni-B-P)は、耐熱性、耐摩耗、離型性に優れた皮膜です。 無電解ニッケルボロンメッキと比べるとメッキ加工賃が30%お安くできます! 複雑形状の製品の場合は、硬質クロムメッキの代替メッキとしてオススメです。 |
![]() 無電解ボロンリンメッキ 加工例 |
無電解ボロンリンメッキ/Ni-B-Pのメッキ皮膜特性
組成 | Ni 99% B 約1%以下 P 2.4% |
硬度 | 析出状態でHV750程度 熱処理すれば硬度はHv1000程度 |
耐熱性 | 400度 空気雰囲気 変色少ない |
耐磨耗性 | 無電解ニッケルリンメッキの3倍の効果 |
潤滑性 | 動摩擦係数0.3(無電解ニッケル0.4、無電解ニッケルテフロン0.1) |
ハンダ付け性 | 良好 |